クラミジアの症状と検査方法

クラミジアの症状

クラミジアは自覚症状の少ない感染症ですが、それなりに危険信号が身体上に現れますので、それを見逃さずに早めに対照することが必要です。結局、症状が現れないまま、潜伏してしまう可能性もあるので、知らず知らずのうちにパートナーや家族に感染させてしまう可能性もある恐ろしい病気です。しかも、そのまま放っておいたら重症化する可能性もあります。合併症を引き起こし、HIVや淋病になるリスクも3~5倍ほどに増大。最終的にはエイズを発症する可能性も否めません。そうなっては取り返しがつかないので、早期発見、早期対処が必要です。
クラミジアに感染したときに発生する身体の変化についてお伝えしましょう。性交渉によって感染したクラミジアは、当然のことながら性器の周辺に症状が起こります。女性の場合にはまず、性器から水っぽいオリモノが増えてきます。やがて下腹部の痛みや不正出血が発生したら要注意。子宮頸管への感染が疑われます。そのまま放っておくと、やがて子宮内膜症や卵管炎を引き起こし、不妊症の原因となる可能性もあります。さらに流産や早産の可能性にもつながります。また卵管に病原菌が広がるため、おなかの中の赤ちゃんに感染するリスクもあります。ある調査によれば、3~5%の妊婦がクラミジアのキャリアであると診断されており、自覚症状のない潜在的な患者を含めると、ある一定数の妊婦がクラミジアに感染している可能性があり、かわいいおなかの中の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまう、恐ろしい感染症です。感染から1~2週間程度で初期症状が現れるケースが一般的ですので、注意が必要です。
男性の場合には、女性に比べて若干わかりやすい症状が現れます。まず、尿道が痛み、透明な膿が出てきます。膿は微量のため、注意が必要ですが、これを放置しておくとやがて排尿時の激痛へとつながります。放置しておくと前立腺にまでクラミジアの菌が到達し、激しい痛みを伴う腫れを発症します。確かに初期症状は小さく、気づかないまま痛みが引いてしまう可能性もありますが、何度も発症するようになると重症かする可能性もあります。
喉への感染は非常に増えています。扁桃腺に感染するため、最初は風邪と勘違いして内科にかかってしまうケースが往々にしてあります。原因が分からず、風邪と誤診されて、風邪薬を処方されることもあるので注意が必要です。

クラミジアの検査

どのような病気でもそうですが早めの発見、早めの治療が必要です。クラミジアの疑いがある場合には、まずは検査をしてみることをおすすめします。検査の手順として大きくふたつの方法が考えられます。ひとつは病院や保健所を訪問して検査をする方法、そしてもうひとつは検査キットを購入して自宅で検査をした後に、検査機関に郵送して判別してもらう方法です。
病院は総合病院ではなく、性病科や婦人科、泌尿器科などが診察科目にあるクリニックを訪問すると良いでしょう。総合病院では、なかなか原因を定めることができず、治療が遅れる場合があります。病院なら保険が適用されますので、3000円程度で検査が実施できます。治療は投薬治療になりますがジスマロックという処方薬が2000円ほど。地域の保健所なら無料で検査が可能ですが、その後の診療ができません。検査から治療までを一気に進めたいのならば、やはり最初からクリニックに通うべきでしょう。
検査キットはインターネットなどで手軽に購入できます。検査キットによる検査では血液などを採取して郵送することで、検査結果が送られてくる仕組みです。病院やクリニックに比べると、多少、精度は落ちますが、誰にも知られずにひとりで検査ができるというメリットがあります。また病院に通う時間がとれないビジネスパーソンには便利です。正直いって、気乗りがしないのは確かですが、早期発見、早期治療が基本です。現在は、匿名で受け付けてくれるクリニックもあるので、インターネットで検索して相談してみるのも良いでしょう。
投薬治療にはおよそ1~2週間の期間が必要です。基本的にはクラミジアの効果的な予防法はありませんし、パートナーと性生活を送っている以上は感染のリスクは常に存在していると考えられます。やはり不特定多数の相手ではなく、信頼できるパートナーとの性行為に限定することで、仮に発症したとしても感染源の特定はしやすくなります。
ちょっとした予防意識を持つことで、自分の身を守るだけでなく、大切なパートナーやこれから生まれてくる自分の子どもの感染リスクを最小化できるのです。

日本における感染者が多いクラミジア

クラミジアは、日本でもっとも感染者が多いとされる性感染症です。一説によると100万人もの感染者がいるとみられ、さらに自覚のない潜在的な感染者を加えると相当数の患者が存在することが見込まれています。
どうして、これほどまでに感染者が多いのか。それは、自覚症状が希薄なことに加え、感染力が強く、さらに一度感染しても耐性や免疫ができることもなく、何度も何度も感染するからに他なりません。特に10代~20代の若年層に感染者多く、さらにいえば女性の感染者が男性の約2倍の数に上ります。
若年層の感染者が多いのは、やはり不特定多数の相手との性交渉が原因となっていることが考えられますが、特に若い女性は感染しやすい体内部位の一つである子宮頸管が広くなっているため、30代以降の女性に比べて感染者が多くなっています。
また、先に述べたように感染しているという自覚が乏しい病気であるため、自分がキャリアであることに気がつかないまま、パートナーとの性交渉を繰り返し、男女間で何度も感染しあうという“ピンポン感染”も引き起こす可能性が高くなっています。

クラミジアの感染源

病原体はクラミジア・トラコマチスで、感染力は強いものの、どちらかというと大腸菌など他の病原菌に比べて、きわめて生命力が弱く、人間の細胞の中でしか生息ができません。そのため、他の病原菌のようにキャリアが使用したタオルなどを経由して感染する可能性は低くなっています。
人間の細胞の中でしか生息できないと言うことは、人間の粘膜から粘膜へと直接感染するという性質を持っています。クラミジアが感染しやすい人間の粘膜が存在する箇所は体内に数カ所あります。それは口腔、喉、鼻、耳、まぶたの裏、そして性器と肛門になりますが、特に喉、性器、肛門に感染します。したがって、これらも粘膜が直接ふれあう性行為やオーラルセックスが主な感染経路となるのです。
また、性感染症ほど多くはありませんが、目や鼻といった他の粘膜から感染し炎症を起こす可能性もあります。トラコーマという病名の結膜炎を聞いたことがあるかもしれませんが、これはクラミジアと同じ病原菌を持つ病気です。アジアやアフリカでしばしばみられる病気で、海外旅行先で結膜炎にかかった場合には、トラコーマに感染した可能性があるので注意が必要です。
このトラコーマは、クラミジア患者の性器をさわった手で目をこすることで発症する可能性があります。そのため、もし海外旅行に行ってもいないのに、トラコーマを発症した場合、ご自身かあるいは近しい家族の中にクラミジアのキャリアがいる可能性があります。基本的には性器をいじった手で目をこすらないなどの対策が必要です。クラミジアは感染力が強いため、体調に関係なく、免疫が低下していなくても容易に感染する病気といわれています。

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