クラミジアの症状 男性と女性とでの症状の違い

このページでは、クラミジアの症状について解説していきます。
クラミジアの厄介なところは、放置すると菌が体の奥に進んで薬が効きづらく、治りづらくなったり、別の病気に罹り易くなって合併症を引き起こすところです。しかも、初期症状を自覚しづらいため、気付かずに放置してしまいがちです。
男性・女性それぞれどんな時にクラミジアを疑うべきなのか。また、定期検査の重要性についてもお話致します。

クラミジアの症状を把握する必要性

自覚症状がないため気付かず放置→重症化!

クラミジアは非常に感染し易い性病のひとつですが、その一方で分かり易い自覚症状がないため、気付かずに放置しがちな病気です。
放置したままでいると、男性なら前立腺へ、女性なら子宮へと菌が進んで、重症化する恐れがあります。女性であれば子宮内膜症や卵管炎を引き起こし、不妊症の原因にも。男性であれば前立腺炎を合併し肝炎などを併発してしまいます。

合併症でHIV感染!?

男女共通で最も恐ろしいことは、クラミジアに感染することでHIVウィルスの感染リスクが一気に高まり、エイズを発症する恐れもあることです。このようにひとつの病気がきっかけで、別の病気にも罹ってしまうことを「合併症」と言います。

最悪…パートナーへ感染させることも

しかも自分が発症するだけではなく、大切なパートナーに感染させる恐れもあります。クラミジアは性感染症の一種なので、パートナーとの性交渉やオーラルセックスなどを介して、お互いの粘膜と粘膜の間で感染します。自覚症状がないと恐ろしいもので、気づかないうちにパートナーにウィルスを感染させてしまう恐れがあるのです。
しかも、片方が気付いて治療しても、またもや同じ相手から感染してしまう「ピンポン感染」も起こり得ます。もしクラミジアに罹ってしまったら、パートナーと一緒に確実に治療していくことがとても重要になります。

男性に見られるクラミジアの症状

分かり易い男性の初期症状。膿に注意

クラミジアは、女性に比べて、男性の方が初期症状を自覚し易い病気です。感染してから、約1~2週間の潜伏期間を経て、とても小さな身体の変化が現れるので、それを見逃さないことが重要です。

まずはクラミジアに感染すると尿道に違和感を覚えます。これは、いわゆる尿道炎という症状です。さらに尿をするときに痛みを感じるようになります。沁みたり、性器が熱を帯びたりすると要注意です。この段階では、クラミジアに初めて感染した人は、それほど注意を払わないかもしれません。

次の段階では、排尿時の痛みが続いた後で、今度は透明の膿が尿道から出てくるようになります。この膿はクラミジアに限らず、淋病を始めとする他の性病に感染したときにも尿管から出てきます。しかし、クラミジアに感染した場合の膿は、淋病ほど量も多くはなく、しかも透明で比較的サラサラしているため、気付きにくいという難点があります。したがって、尿道の痛みを自覚した後で、自分の尿の状態に注意を払っておくとよいでしょう。

尿道から前立腺へ進行。前立腺へは抗生物質が届かない!

さらに症状が悪化すると、クラミジアの菌が尿道の奥へと進んでいきます。その行着く先には前立腺があります。前立腺は男性にとっては大切な器官で、言うなれば、精子に栄養を与える働きを持っています。前立腺は抗生物質が届きません。そのため、クラミジアの菌が長期間にわたって潜伏し、成長していきます。

前立腺炎を引き起こし、さらにその先にある睾丸へ波及していきます。前立腺は異常をきたしても、自覚症状がないという恐ろしさがあります。そのため、こちらもクラミジアの初期症状同様、気が付かないままに病状が進行し、深刻化する可能性があるのです。

からだの奥に菌を進ませないために

最終的に睾丸が腫れて発熱したら、かなり急を要する状況になります。こうなったら、即、病院行です。病院に行く際には総合病院よりも、性病専門のクリニックに行った方が良いでしょう。睾丸が腫れるなど、症状がはっきりしたらさすがにわかりますが、潜伏期間ではっきり症状が現れない状況では、総合病院でははっきりした診断が下せない場合があります。

例えば、喉の粘膜にクラミジアが感染すると扁桃腺炎を引き起こすのですが、ほとんど風邪の症状と酷似しているため、内科で風邪薬を処方されることがあります。風邪ではないので、当然、治りませんし、一時的に症状が現れなくなっても、静かに患部で病状が進行する恐れもあります。迷わず、性病科・泌尿器科などの専門クリニックへ行きましょう。

女性に見られるクラミジアの症状

女性は初期症状を見落としがち

女性の場合には男性よりも、更に症状がはっきりしないため、放置からの重症化する恐れがあります。一般的には女性の場合にはまず、おりものが増加するところから始まります。性器のかゆみや性器の臭いが気になったり、性交時に痛みを覚えるようになったりしたら、危険信号です。やがて下腹部に痛みを覚えるようになって不正出血を起こすようになります。

確かに、このような症状はクラミジア感染でなくても、体質的に引き起こされる方もいます。しかし、いつものことと放置しておくのが一番危険です。いつもよりおりものが多かったり、いつもより痛みが強い、いつもより不正出血が見られるなどの症状が現れたなら、クラミジアを疑ってみるべきでしょう。

不正出血が続くと、やがて子宮頚管へと感染し、卵巣へと波及していきます。患部が炎症を起こして癒着することで、不妊症を引き起こすと言われています。身体の奥へとクラミジアの菌が進んでいって潜伏すると、非常に厄介です。子宮内膜炎や卵管炎、腹膜炎を引き起こし、それが流産の原因にもなるのです。

感染した状態での妊娠に注意

恐ろしいのは妊娠時の感染です。
クラミジアは非常に自覚症状に乏しい病気なので、感染したことに気付かぬまま、妊娠をしてしまうケースが増えています。特に20代の若い女性ほど、子宮頚管が広いことで感染しやすいため、ある調査によれば妊婦の3~5%がクラミジアに感染しているといいます。

妊娠をしていると、子宮頚管を通じて、子供にも感染してしまうので、細心の注意が必要です。生まれてくる赤ちゃんのためにも、妊娠する前に一度、クラミジアの検査を行った方が良いでしょう。

地域の保健所で無料検査を行ってくれますし、婦人科のクリニックでも相談を受けつけてくれます。クリニックや保健所で検査を受けることに抵抗を覚えるならば、市販の検査キットを利用しても良いでしょう。

パートナーと一緒に治療を

一度検査をしてみて、もしもクラミジアの感染が判明したならば、パートナーと一緒に治療に当たって下さい。クラミジアの治療は基本、投薬治療になります。早い人で1~2週間の治療期間となります。

ただ、厄介なのがこのクラミジアは完治したとしても免疫などができないため、何度も何度も発症を繰り返す可能性があります。ですから、また上記のような症状が発症したときには注意が必要になります。

完治しないままに発症を繰り返せば繰り返すほど悪化して、重症化していきます。パートナーが治療をしないままだと、何度も同じ相手から感染することになります。そんな悲劇を避けるためにも、是非二人で話し合い、検査と治療を一緒に行って下さいね。

性器以外のクラミジア感染症の症状

喉のクラミジア

参考までに、性器以外の器官へ感染した場合の症状についてお伝えしておきましょう。咽喉への感染は、風邪のような症状を引き起します。オーラルセックスによって感染する可能性が高いので、行為を行った1~2週間後に、風邪をひいたわけでもないのに喉に違和感を覚えたら、クラミジア感染の恐れがあると覚えておいて下さい。

まぶたに感染すると結膜炎のトラコーマに!

またクラミジアに感染した性器などの患部を触った手で、目をこすったりすると、まぶたの裏の粘膜に感染して結膜炎を引き起こすことがあります。これはトラコーマという結膜炎で、アジアやアフリカで多く見られる症状です。こちらは眼科で診療を行いましょう。

重症化し易いクラミジア肺炎

クラミジア肺炎という病気もあります。これもクラミジアが原因となる肺炎で、乳幼児から大人まで幅広い年代の人に感染するものです。こちらは肺炎クラミジア菌のキャリアが咳やくしゃみをすることで空気感染するもので、38度程度の発熱を起し、乾いた咳が長引き、更に鼻水などの症状が現れるという、風邪と間違い易い感染症です。

しかし、風邪と違って完治しづらく、そのまま放置していると、ある一定期間を経て、気管支炎の発作を引き起こしたり、動脈硬化など重症化する恐れもあります。特に乳幼児と高齢者は重症化する可能性が高いため、細心の注意が必要です。

定期検査で安心。症状のないクラミジアを見逃さない

クラミジアは、このように、放置してしまうと重症化し、厄介な症状や合併症を引き起こしたり、薬が効きづらく治りにくくなってしまいます。それなのに、自覚症状がほとんどないというのが問題です。

生活の中で性交渉のある男女は、定期的な検査をすることを強くお勧め致します。
泌尿器科、性病科、婦人科など、専門のクリニックですぐ検査を受けることが出来ます。

また、市販の検査キットも存在します。おかしいと思う体感を得づらい場合は、積極的な検査が、早期発見・早期治療に最も役立つのは言うまでもありません。
パートナー共々、気軽に検査する習慣を身に付けましょう。

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