クラミジア肺炎は飛沫感染するものと新生児の産道感染があります

このページでは、クラミジア肺炎について解説していきます。
クラミジア肺炎には2種類の病原菌があり、感染する人と症状の現れ方がそれぞれ異なっています。ここでは2種類のクラミジア肺炎の特徴と検査方法、治療法などを解説します。

クラミジア肺炎の原因菌は2種類あります

クラミジア肺炎」とは、クラミジアに感染して起こる肺炎という意味です。クラミジア菌の起こす肺炎は、実は「クラミジア・トラコマティス C. trachomatis」「クラミジア・ニューモニエ C. pneumoniae」「クラミジア・シッタシ C. psittaci」の3種類が確認されています。
クラミジア・シッタシが起こす肺炎は別名「オウム病」と呼ばれていて、クラミジア・トラコマティスとクラミジア・ニューモニエによる肺炎に比べて劇症であることと、人獣共通感染症であり、人間鳥類間の感染のみで人から人への感染はないことなどから、国立感染症(NIID)は、ほかの2種類とは区別して考えています。
そのため、「クラミジア肺炎(オウム病を除く)」と表現されることが多いのです。
このページでも、「クラミジア・トラコマティス肺炎」と「クラミジア・ニューモニエ肺炎」についてお話致します。

新生児が出産時に感染する「クラミジア・トラコマティス肺炎」

クラミジア・トラコマティス肺炎」の感染は、新生児と乳児に限られています。「クラミジア・トラコマティス肺炎」は、性病であるクラミジアに感染している母親から、出産時に感染するクラミジア肺炎です。

感染すると、新生児は生後3ヶ月以内に結膜炎や肺炎が発症することが知られています。

小児~高齢者が感染する「クラミジア・ニューモニエ肺炎」

一方、「クラミジア・ニューモニエ肺炎」は、小児~高齢者まで、幅広い年代で感染するクラミジア肺炎です。インフルエンザなどと違って、流行しやすい季節は特にありません。また、一度感染しても感染防御力のある抗体が出来ないため、菌に接すれば何度でも感染するという特徴があります。

クラミジア・ニューモニエ肺炎は、日本の「市中肺炎」の10%を占めると言われている、広く広まっている肺炎です。誰でも罹患し得る肺炎ですが、男性の方がやや多く、年齢的に最も多いのは0~14歳までの子供と、65歳以上の高齢者です。子供と高齢者は免疫力が低く重症化する場合もあるため、注意が必要です。

クラミジア肺炎の感染経路

クラミジア・トラコマティス肺炎は新生児の「産道感染」

母親が性器クラミジアに感染し、クラミジア性の子宮頸管炎に罹ったまま出産を迎えてしまうと、新生児が産道を通る時にクラミジアに感染する「産道感染」が起こります。性器クラミジアは「無症状」であることが珍しくなく、特に女性は感染に気付かない人が多いという現状があります。そのため、妊娠してから妊婦健診を受けて、初めて性器クラミジアに感染していたと気付く例が多発しています。

妊婦の3~5%が性器クラミジアの感染者であるという報告もあります。そして母親がクラミジアの治療をせぬまま出産に臨んだ時の新生児への感染率は、3~20%と言われてます。

クラミジア・ニューモニエ肺炎は「飛沫感染」

クラミジア・ニューモニエは性病ではなく、感染者の咳やくしゃみから、病原菌を含む鼻水や唾液を吸い込むことで感染する「飛沫感染」です。そのため、家族、学校などの小集団で集団感染が起こることもあります。
潜伏期間が3~4週間と長く、自分の感染に気付かぬまま、周囲に感染を広めてしまう場合があります。また、観戦場所を特定出来ないこともしばしば起こります。

クラミジア肺炎の症状

クラミジア・トラコマティス肺炎の症状

発熱することはほとんどありません。最初鼻炎や結膜炎を発症することが多く、続いて呼吸がゼイゼイいう「喘鳴」や、痰がからむ咳が起こります。

新生児を過ぎる頃に間質性肺炎を起こします。低出生体重児が重症化することがあります。

クラミジア

クラミジア・ニューモニエ肺炎の症状

発熱しますが38℃以上になることは稀です。声のかすれ、喉の炎症、鼻水、酷い時には呼吸困難が起こることがあります。乾いた咳が特徴で、数週間~数ヶ月も長引くことがあります。

症状が全く出ない「不顕性感染」も珍しくありません。発症しないまま自然治癒することもあります。65歳以上の高齢者は、免疫力が落ちていて重症化することがあります。

クラミジア・ニューモニエ肺炎自体は軽症でも、合併症を招きやすい病気であるので、早めで適切な治療が必要です。主な合併症としては、関節炎、リンパ節の腫れ、慢性閉塞性肺疾患(CDPD)の悪化、旧姓副鼻腔炎、動脈硬化が知られています。

クラミジア肺炎の治療と予防

トラコマティスもニューモニエも抗生物質を服用することで治療します

クラミジア菌に有効な抗生物質を服用することで治療します。使用される抗生物質は、マクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系抗生物質ですが、新生児や乳児、妊婦、授乳婦には、マクロライド系抗生物質のみが適切です。
何故ならニューキノロン系とテトラサイクリン系抗生物質は、子供の発育の過程で、歯が黄色くなったり(歯牙黄染という現象です)、骨の発育に影響を及ぼしたりする副作用が起こる場合があるからです。

抗生物質は、10~14日間と長めに服用します。

医師から処方された抗生物質は、必ず決められた期間内に全て飲み切って下さい。抗生物質を使った治療では「菌を完全に殺し切る」ことが重要です。中途半端な服用は、その薬に対して強くなる「耐性菌」を生み出し、治療が困難になる危険性があります。

重症の場合は抗生物質のほか、入院して点滴治療も

10~14日間の抗生物質の服用で、大抵は順調に回復しますが、体力のない乳児と高齢者が重症化した場合は、入院してエリスロマイシンやミノサイクリンの点滴治療が必要になる場合があります。

クラミジア肺炎を予防するには

クラミジア・トラコマティス肺炎の予防には、母体が感染しないことが一番です。出来れば妊娠前にクラミジア検査をし、もし陽性と判明したら即座に治療しましょう。完治が確認されてから妊活をするのがよろしいでしょう。検査は夫もすると尚安心です。
妊娠してからクラミジア感染に気付いた場合は、すぐ医師と相談して治療に取りかかりましょう。マクロライド系抗生物質なら妊娠中でも安心です。産道感染を防ぐために、出産前に必ず完治させてしまいましょう。

クラミジア・ニューモニエ肺炎は飛沫感染であるため、風邪と同じ方法で予防出来ます。うがい、手洗いを徹底し、学校や職場、電車などの人が多い場所ではマスクを着用しましょう。

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